通常練習(5/20)
艇長の石井です。 今週も頑張って更新します。本当はこんなことをしている余裕はなく、テスト勉強をしなくてはなりません。 先週末19日は慶應クルージングクラブの主催するOBレースに出て、20日は1年生を交えて練習を行いました。 19日のこともたくさんネタはあるのですが、文が長くなってしまうので、今回は20日の練習のことを書こうと思います。すみません。 20日は1年生6名、現役2名、OB2名の計10名で練習を行いました。昨年は4人以下がデフォルトでしたので、人数の多いこと多いこと。 クローズホールドでヒールがよく潰れて感動しました。 北の風が20ノットほど吹いているため、午前中はロープワークとセールの上げ下げを湾内で練習しました。 メインアップする際に、風上に船を立てて微速で前進するのですが、先週は普段の3倍くらい時間がかかり、 (このままだと陸に突っ込む!) と、1人舵を持ちながら焦っていました。 勿論1年生に罪はありません。その場でいきなり教えた我々が悪いのです。 夏休みくらいまでは、1年生のミスは9割以上先輩のせいなので、深刻に気にしなくていいです。軽く反省すれば大丈夫です。 なんかミスったら、先輩に怒られるかもしれませんが、 (お前の教え方が悪いんだよ) と思っておけば、精神衛生上良いです。口に出すと先輩にキレられるので、おすすめしません。 たぶん私もキレると思います。 ということで、先週の経験を生かし、湾内でジブもセットして、12時頃にいざ出航。 先週と同じようにワンポイントリーフで沖へ。メイントリマーは、ディンギー経験者の1年生にやってもらうことにしました。 高校生の頃、週6で海に出ていたという彼はグローブいらずで、素手でトリムできるというのですから驚きです。週2、下手したら週1でしかヨットに乗らないため、いつまで経ってもふにゃふにゃな手の皮しか持たない自分が恥ずかしくなりました。火傷が怖くて、素手でトリムなんて出来ません。 さて、沖に出てみるとブローで20ノットほど。風の割に波はほとんどなし。私の拙い舵捌きでクローズホールドで数回タックしベア。本当は1年生にジブトリムをしてもらおうと思っていたのですが、風が強すぎました。 ただ、今週末は風が弱そうなので、嫌という程練習出来そうです。ようやくスピンもあげられそうです。皆さん安心してください。 ちなみに、私が1年生の頃。 当時の艇長に、 「タックするぞ!」 と言われる度に、ジブトリムをやらされていたときは内心キレてました(誇大表現)。ジブトリムは疲れるのです。特に強風は。 その代わり、マストマンのときはクルーワークがとても楽で楽しかったです。 クローズでブローを読ませたり、体重移動をさせて、ランニングで小休憩的な感じを何本か繰り返し、ヘルムをディンギー経験者にやってもらったりしました。勿論私よりうまかったです。その代わり、メイントリムでは格の違いを見せたつもりです。 その後、3時前くらいに湾内に戻りました。 ロープワークを一通り教えたおかげで出入港の際、我々上級生は指示を出すだけで、仕事がぐっと少なくなりました。わーい。2年間ずっと下っ端だったので変な感覚です。 片付けも人数が多いおかげであっという間でした。 小網代ヨットハーバーでは、テンダー(手漕ぎボート)でバース(船が置いてある場所)と陸を行き来するのですが、初めての人にはテンダーを漕ぐことが非常に難しく、この時期の湾内にはとてもノロノロと進むテンダーが見受けられます。それは100%学生です。小網代でいえば、東大か日大、そして千葉大です。 が、数ヶ月やると慣れるもので、今ではテンダーでクルクルと回転出来たりします。余裕です。絶対に上級生は全員できます。デートで手漕ぎボートに乗るときくらいしか役に立たないしょうもないスキルです。 この日も1年生にえっちらおっちらボートを漕がせて、私だけテンダーで再び船に戻る途中、日大のテンダーが悪戦苦闘しながら進んでいたので、その脇を猛スピードで追い越し、格の違いを見せつけました(その後、1年生と共に乗っていた4年生に漕ぎ手が変わり、猛追されました)。そうして船に戻ってきたら、残っていた上級生たちに (こいつ大人気ないな) といった感じで苦笑いされました。 ちなみに来月で22歳になります。 今週末はたくさん練習できそうで楽しみです。 バスの時間はごめんなさい。 また書きます。