新歓報告プラスその他
艇長の石井です。 後輩に「ブログ面白かったのに、最近書かないですね」と言われたので、久しぶりに書こうと思います。 更新が滞りすみません。 試乗会は4/30を以て、一旦終了となりました。 結果として10名を超える新入生が、入部してくれて昨年からずっしりとのしかかっていた肩の荷がおりた気がしました。まだまだこれからですが。 その話はさておき、葉山にいるディンギー班の元へ、毎日小網代から回航し駆けつけていたくろしおですが、最終日(4/30)にちょっとしたトラブルがありましたので、それを書こうと思います。 4/30は3名で回航する予定だったのですが、1名が遅刻し2名で回航することに。朝は割と余裕があるので、全然進まないレポートや給油作業をのんびりしつつ、 「スピンの艤装要らないよね」 「まあ、風下に急いでいかなきゃいけないかもしれないし…」 みたいなやり取りを終え、出港。 GWらしく小網代湾口にはたくさんの手漕ぎボートが釣り糸を垂らしており、それを避けて江の島にヘディング。 南風とほぼ同じ速度でエンジンをふかして進んでいるため、船の上は無風状態。眠たくなるような陽気です。 が、葉山沖のディンギーが見えてきたところで、 「藻だ」 と言いながら、舵を大きく切るヘルム(先輩)。 そして、 ガゴンガゴンゴゴンンン と、エンジンが変な音を立て、船は明らかに異常な振動をし始めました。 陽気な気分は一気に弾け飛び、すぐにスロットルをニュートラルに。しばらくしてから、そっとスロットルを入れるも、やはり不自然な振動。 ダブルハンドでセーリングはキツイので、メインセールもあげずに機走していたのですが、なるべくエンジンは使いたくないので、メインアップし葉山にヘディング。 風速8ノット、デッドランで絶望のボートスピード2ノット。これでは新歓に間に合いません。 「…スピンあげますか(やりたくないけど)」 スピンの艤装しておいてよかった!! ダブルハンドでスピンをあげ(辛い)、ジャイブして(辛い)葉山へ。ボートスピード4〜5ノット。セーリングしてきっちり進んでいくと慣れてきて、「これで初島ダブルハンドも出れますね、ワハハ」などど言い合いつつ、葉山近くでセールを下ろし(辛い)、眠くなるような微速でエンジンを回し、葉山に入港。 ただその頃にはエンジン音が元に戻っていたような気がしました。 葉山にいるディンギーに入港を手伝ってもらい、無事係留したのち、水着に着替え葉山の海に潜りました。船に異常があった際に海に潜るのは艇長の役割と決まっているそうです。 予想通りというか、プロペラにはもはや何も絡まっておらず、セールドライブに付いていた草だけむしり取って、再び船の上に。意外と寒くなかったです。 そうして安全が確認された船で2回ほど試乗会を行い、その日は3名ほどの新入生が入部を決めてくれました。 新入生の皆さんこれからよろしくお願いします