通常練習+夜練習(7/15)
今週はネタがたくさんあるので、一日分ずつ更新します。
土曜日の昼は通常練習を行いました。風が13ノットほどまで上がってきましたが、ニューセールの力なのか、ギリギリNo.1(一番セール面積の大きいジブ)でもなんとかなりました。従来のダクロンのセールだとかなりオーバーパワーになっていた印象があります。
日曜日のレースに備え、土曜の練習終了後には船底掃除を(私以外の部員が)行いました。決してサボったわけではありません。厳正なじゃんけんの結果として、2名が選出され、他1名が気持ちよさそうという理由で海に飛び込んでいったのです。
その時間を有効活用すべく、今他の部員たちの嬌声(野太い)をBGMに、私はこの記事を作成してい(これ以降は後日作成したものです)。
シャワーを浴び、食事を摂ると再び出港準備です。夜練習をするためです。クルージングで小網代から一気に三宅島まで行く計画を立てており、夜中に出発するための練習です。
夜練習には余りいいイメージがありません。というのも、一度だけ小網代カップで経験した夜間帆走が爆風だったからです。平均30ノットオ-バー、マックス40ノット吹いていたと記憶しています。
「夜練習って言ってもちょっと明るいじゃ~ん!」
と思ったかもしれませんが、もっと暗くなり、完全に日が落ちてから出航しました。というかiPhoneで撮影するとかなり明るく写ります。7時半ごろに撮影したので、実際はもっと暗かった印象です。
予報からするに、15ノット弱ほど吹いているということは分かっていたのですが、湾口でのブローで16ノットほど吹いており、
(これヤバいんじゃ……)
と思っていると、沖に出てさらに衰えない風に加え、大き目の波がやってきます。
フルメインに加え、No.3ジブもきちんとあげて、どす黒い海の上を進んでいきます。かなりメインを逃がさないと、オーバーヒールしてしまうのですが、セールが多少ばさつくところまで逃がさないと、ヒールが起きません。
(ごめんね、ニューメイン!)
と思いますが、どうしようもありません。
タック(気分的には命がけ)をしながら30分ほど進むと、流石に状況にも慣れてきます。小網代カップのときに感じたのですが、どれだけ強風でもセールをきちんとあげて、正常に帆走していれば、そこまで大変なことはないです(小網代カップの際は座っていただけですが)。大変なのはリーフやセールチェンジです。
(大して星が見えないじゃないか)と関係のないことを思っていると、新たな問題が発生しました。
船酔いです。
波の大きい海面で視界があまりないせいか、酔い止めを飲んだにもかかわらず、酔ってきてしまったのです。酔わない体質の人もいるらしいのですが、とても羨ましいです。
そんなこともあり、出航してから1時間。おそらくクローズホールドで30~40分ほど進み、9時ごろにベアして小網代にもどります。あとで聞いたところ私の同期も船酔いしていたようです。
スピネーカーはあげず、ほとんどメインのパワーだけで小網代に向かいました。
風速19.6ノット、艇速7.9ノット。エンジンのみでは出ない速度です。下りになると計器がプラス2ノットぐらい数字を上乗せしてくるので、もう少し風速は低いと思います。
関係ないですが、夜間モードの計器って赤くてかっこいいですよね。
夏クルージングが、全体的に下りの20ノットぐらいだと嬉しいです。
下りはヒールもなくなるので、スピンを上げないときは、上りよりもかなりラクです。
2度ほどジャイブ(こちらも気分的には命がけ)をして小網代入港しました。
入港した後の、
(生きて帰ってきた……)
という感覚を久しぶりに思い出しました。
小網代カップの半分ほどしか吹いていなかったとはいえ、かなり夜の海は怖いです。
簡単にセールをたたむなどの片付けをして夜間帆走への苦手意識を、心の隅から追いやって就寝しました。
翌日のレースの話はまた更新しようと思います。
大変失礼致しました。