ニューセール(6/25)
先日誕生日を迎え、2年生のはずなのに最年長(21歳)となってしまいました。1年間河合塾で時空がゆがんでしまっていたようです。とはいえあと2週間ほどで同い年の先輩が誕生日を迎えるので、大した話ではないのですが。
さて、昨年の小網代カップ(大島回航レース)でバーストしてしまったケブラーメインセールに変わり、新しく黒いメインセールが届きました。私の知る限りで学生の分際で黒いメインセールというのは、見たことがないので、恐縮です。こんなに立派なセールで、へぼい走りは出来ないなと、特にメイントリマーを務める私は、身が引き締まる思いです。大切に使っていきたいと思います。
車で言えば、学生がめっちゃいい車乗り始めたなぐらいのことだと思います。学生ならチャリに乗りなさいという話です。
さて、25日(日曜日)の午前中に、バースでメインセールにパッチを当てて、黒いメインをブームに巻いて、少し誇らしげに、しかし天気が悪くヨットがほとんどいない相模湾に出航しました。
実際にメインを上げてみると、感動です。今まで使ってきたダクロンのメインとは形がかなり違います。
「このメインかなり伸びちゃってるね~」
というお話はよくOBの人や、他艇の大人の方によくされていたのですが、他の艇でメイントリムをした経験が皆無な私にとっては、あまり実感がありませんでした。
しかし、これはまるで違います。
「ああ、セールってちゃんと三角形なんだな」
って思いました。
きちんとバックステイにテンションをかけると、リーチが開いていくし、メインシートを引き込めば閉じます。カニンガムを引くと分かりやすくラフの皺が取れ、逆に引きすぎると皺が出来てしまいます。
「これがニューセールの力か……」
と慄きました。雑誌や、ネットにメイントリムのやり方が乗っており、「バックステイをひくとリーチが開く!」と書いてあります。なんならbefore、afterの写真が掲載されていたりしますが、私はよく違いがわかりませんでした。が、これは一目瞭然でした。
しかし、どうやってもトップバテンのリーチリボンがあまり流れず、そこまでこのブラックセールの性能を引き出せてるとは思いませんでした。やはりダクロンのメインとはかなりトリムが異なる
基本的に練習では今までどおりダクロンのメインを使い、レースでブラックセールを使いことになるようです。次のレースは7月16日の相模湾オープンでしょうか。それが終わってしまうと夏クルージングなので、頻繁にブラックセールで帆走するというわけではなさそうです。
大変、失礼しました。